◆妊娠中期の解説◆それでは妊娠中期についてくわしく見ていきましょう。妊娠中期に関する基本的なことがはっきりしてくると思います。

週数が進むにつれ、起きている時間(活動期)が長くなっていきます。つらい感じがあったら、仕事も家事も無理をしないこと。育ち盛りの赤ちゃんに栄養を送るだけでなく、お母さんのハードな働きにも、十分対応可能な妊婦仕様の体に変わってゆきます。お母さんの様子：つわりのピークが過ぎようとしています妊娠していない時の子宮は鶏の卵ぐらいのサイズですが、今は握りこぶし大になっています。妊娠中期に入ったら一度、妊婦歯周病のチェックをして見ることをおすすめします。これはお母さんができるだけ、赤ちゃんにエネルギー源となる糖分を供給するため、血液中の糖分を自分の肝臓や筋肉などに取り込まないようとする合目的で生理的な変化です。

内臓や各器官もだいぶ完成に近づき、それぞれの動きが活発になります。おなかの赤ちゃんは、いろいろな機能がもう出生後と同じような働きを始めています。まずは毎日最低30分くらい続けて歩くのを目標に。そのためには、バランスのとれた食事と、ご飯やパスタなど、エネルギーを十分に供絵してくれる炭水化物がさらに必要となります。有酸素運動とは、リズミカルに繰り返して体を動かし、酸素を使ってエネルギー源として体内に蓄えられている脂肪を燃やす運動のことです。顔には、まゆ毛やまつげが生え、上下のまぶたも整います。

もし、妊娠線が気になりだしたら専用クリームなどでお腹のマッサージをして皮膚を柔らかくしておくといいでしょう。逆から言えば、胎盤がひとつの一絨毛膜性は必ず一卵性ですが、ニ絨毛膜性は二卵性、一卵性の両方の可能性があるということになります。一卵性の双子が生まれる確率は人種、時代に関係なく、1000組の出産に対して4組と一定となります。手足がむくみやすくなってきているかもしれませんが、血圧が高くなければ、妊娠にともなって血液の量が増えてきているためで、赤ちゃんが育っている証しでもあります。なかなか治まらない場合は、温めると効果があります。サイトメガロウイルスやトキソプラズマは、赤ちゃんに影響を与えます。

今は赤ちゃんの頭と体の大きさが同じくらいです。妊娠5ヶ月の胎児には、皮下脂肪が少しずつふっくらとつきはじめます。また、一度試験してみて陰性に出て、一週間くらいしてもまだ生理が来なかったら、もう一度判定してみます。対策は、便秘や下痢の改善を行う入浴により局所を温める排便時に強くいきまない長く座ったままの状態、長時間同じ姿勢を取らないなどです。逆に、血圧が正常で、おしっこが普通に出ていれば、むくみは赤ちゃんが順調に発育している証です。指先、手のひら、足の裏の表面模様の元になる表皮突起線も出てきました。

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